トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2015.2.26 「どっちも どっち!知事選前哨戦」
コラム …埼玉の余話
「でないと言って又、でるのか?」「何んとかでてほしい」知事選に対する一般質問だ。前者が自民党、後者が知事派の県議。ここで一番感じることは御両人の質問力だ。もし、絶対に出馬すべきでないと信念があるなら、政治家の言葉の重さや議決された多選自粛条例の重さをもっとほり下げ、深く追及すべきだった。
しかし、条例も絶対的なものではない。あくまで時の政治状況が優先するのはいうまでもないし、自粛ということは心がけようということでしかありえない。県民がどうしても埼玉のためにあと一期と願い、訴えたらその声を優先すべきだ。
「どうしてもでて欲しい」訴えた議員も何故いま上田さんなのかの説明がいまひとつ不足していて、もったいない。切なる願いの迫力に欠けた感が歪めなかった。
上田知事は自民に対抗する勢力を構築しようとしているが、いまひとつ、この勢力がこころもとない。辛辣な政治通が毒舌をはいていたが、上田知事のエンジンの役割より、バスの補助イス程度だと。しかし、そう言われてしまったら、これはもう話にならない。
いまからでも遅くない。迫力をもって県議選を勝って勝って勝ちぬくことだ。数で自民におよばなくても、ピリッと質の高さで自民に負けなくば、それはそれなりにおもしろい県会になる筈だ。