トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話 2011.01.26
コラム …埼玉の余話
・先述した県北の市長Kさんの話はなかなか良い。「市長室に居っぱなしだと馬鹿殿になってしまいます。やはり、外の空気を吸うために時には駅に立ちます」と。市長に限らず人は上へ行くほど馬鹿殿になるのは世の常だ。司馬さんが言っていた「軍隊という組織は上へいくほど正常な思考がストップして権力の維持を第一とし、したがって、組織の活性化が全く出来なくなる」と。増長には足音がないから恐ろしい。
・前宮崎県知事の東国原さんが今度は都知事にでるとかという話は政治というものを著しく劣化させてしまっていると言っても言い過ぎではないと思う。宮崎のセールスマンであっても、セールスだけでは政治は成り立たない。まして、一期限りで辞めてしまって次は都知事なぞとはもってのほかだ。知事も市長も一期で何も出来なければ何期やってもというのは一方の真実だが、一期でセールスをやったからといってその県を去るようでは無責任極まりないではないか。お笑いの世界と政治の世界を一緒にされては困ったものだ。それとも東国原さんはかなりおつむは良さそうだから所詮政治はその程度と悟っているのかな、とも思ってみたくなる。そういえば、埼玉の志木市長だった人も一期で職を放り出しこれからの地方自治とかを説いているのだからお笑いだ。
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