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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 言葉(2025年06月11日)
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野草に耳を傾けた 雀に耳を傾けた 雲に耳を傾けた 何も聞え無かった 野草も雀も人語は通じないのです (日本語が通じない日本人が大勢います) 野草の言葉を聞くには 野草語を知らなければならない 雀の言葉を聞くには 雀語を知らなければならない 雲の心を知るには 雲語を知らなければならない あるとき私は野草語を知り雀語を知り雲語を知った …
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- 子鹿の心(2025年05月30日)
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恐竜の顔を思う 子鹿の顔を思う その心を思う 人間には多くの顔がある その心の中に恐竜がいる 子鹿がいる 様々な生き物は創造主の(想像)の中にあった。 漁師白梁に羽衣を取られた天女は言った 「天女」はウソということ知りません これはロボットの天女です 生きた天女はウソを知っているが しない 天女は自分の自由意思でウソをつくことが嫌いなの…
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- 人間なら出来ること(2025年05月16日)
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象に出来ることが雀には出来ない 雀には出来ることだけど象には出来ない ある人には当たり前のことがある人にはとても難しい この世を作った神様は何でも出来る 地震を起こし津波を起こし瞬時に一万人の人間を滅ぼし 山を噴火させ 噴煙で空を隠し百万人の人間を滅ぼすことができる その神様には出来ないことがある 悲惨な戦争をやめさせること マッチ売りの少…
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- ホタルブクロ満開(2025年05月08日)
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ホタルブクロが満開です 「まあ素敵。 おじゃましても良いかしら」 日が暮れてから俯いている白い花の中に ホタルが尋ねてきて一つ一つ灯を点しだしたら… 人間の私はワクワクします 何時迄咲いているわけではないのです あなたは何時も黙って来て 黙って帰ってしまいます 今年もいつの間にか庭先に来てくれて有り難う 私もいつまでも此処にいるわけではない…
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- 大きくなったら(2025年04月22日)
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大人が子供に質問します 「大きくなったら何になる?」 悪代官になる 暴走族になる 昔からそういう子供はいません 理想人物は時代とともに変わります 今はサッカー選手が多いですが「兵隊さん」の時代もあったのでし 私の幼年時代です 私はなりたいものが無くて困りました それは戦争が終り青年時代になっても晩年の今も同じです 著名な政治家にも芸能人にも…
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- 声なき声(2025年04月08日)
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一人の叫び声は聞こえるが百人の沈黙は聞こえ無い 「待て」の声は音速で秒速10mで逃げるドロボーを捕らえるが ドロボーは戻らない 光は百年前の星からも届くが人の声はかなしい 十人の叫びも百人の嘆きも1km先には届かない ましてや地球の裏側での一万人の悲鳴は聞こえない 耳には聞こえ無いが胸に響く声がある 目は多くの心を語る 自信冷笑無表情の大人の…
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- 世界の片隅で(2025年03月27日)
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梅のあとは桜 白木蓮 桜の後は ハナミズキ 四季のあるこの世界は有り難い 人間界は四季を問わず惨事と醜聞が果てしなく続くが 大劇場が絶えず名作ドラマを見せてくれるように 自然界は日々の散歩道まで美しいものが次々と登場する そして大劇場と違いみな無料です キリストは人の罪のために死んだというが その後二千年 国と国 人と人は争うので その方は…
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- 誰かが(2025年03月12日)
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散歩道には四季の花が咲く 敷き石の隙間に 外壁の際に 道端に咲く何れも小さな花 花屋で飾られることはないけれど 立ち止まって見れば 形も色合いもみな素晴らしい 誰かが どれか でなく一つ一つみな美しい 野の花の生涯は 短い花期が終ると小さな実を結ぶ 実となり 芽をだし 草となり花が咲く繰り返し どこが目的なのか 迷惑そうに除草剤を撒く人…
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- コンタクト(2025年02月26日)
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せめて夢で天使や妖精が現れることを願った なかなか現れない 人との待ち合わせは駅であったり 喫茶店であったりする 天使や妖精とはどこで待ち合わせすればいいのだろう? 天使や妖精と出合うには何処がいいのだろう? 天使や妖精には何語が通じるのだろう? 昔、鉱石ラジオというものがあった バリコン(バブリアル・コンデンサー)を静かに回すと レシーバ…
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- 散歩道の世界(2025年02月14日)
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朝、新聞に目を通す 今日もまた似たような事件と紛争の記事です。 32ページの新聞は6つ折りにすると192頁あるが五分で閉じる 関心の無い世界は遠いのです 「今朝の出逢いは?」私の期待は朝の散歩道です 身近な野草でも何百種もあり学名は未だ覚えきれません 昔から身近なものにはあだ名があります 一昔前庶民の父上は父ちゃん、母上は母ちゃんでした ナズ…