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コラム …埼玉の余話
大手の旭化成、三菱等々、大手がからんだ工事がとんでもないインチキだということが白日の前にさらされた。
通常考えられないことが、当たり前のように起きているこの現実は、まさに恐怖といってよい。
責任者がお決まりの謝罪をしても事はおさまらない。問題のひとつに、チェック機関の不在がある。正直いって、役所にその力はないというのが現実だ。
ある県庁の技術者OBが嘆いていた。「役所の技術者のレベルの低下で、とても民間に勝てない」と。これは重大な問題だ。またあとひとつ。工業学校の卒業生が極端に少なくなってしまったこと。逆にこのことが地方の企業の技術者の不足となって複雑な様相を呈してしまっているのだ。地方議会ももっと勉強して、つまらぬ政争を捨て、これらの解決につとめるべきだ。