トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 土屋義彦氏がなつかしい
コラム …埼玉の余話
政治とカネの問題は簡単には解決はできない。これだけ劣化してしまった政治家達に、国民の怒りはただ果てしなく募るばかりだ。ちょっと昔、今は亡き土屋義彦氏の叔父、上原正吉氏は大正製薬をバックに、県政、国政に莫大な力を発揮した。特に妻である小枝さんの影響力は音を立ててすごかった。県会議員でこの小枝さん世話にならなかった人は誰もいまい。どの県会議員も頭があがらなかった。正に女傑。歴史には必ずこういう女傑がつきものだ。誰もこの人には頭が上がらなかった。県会議員の一人一人の情報も良く知っていた。裏金とはほど遠い人だった。残念ながら、今日、傑物は不在である。元埼玉県知事・土屋義彦氏は、この女傑なる小枝さんの甥だ。埼玉もかつてはすごい人達が君臨していた。だからこそ、政治が県民のために大きな仕事ができた。「さいたま新都心」はその最たるものだ。土屋氏も遠い人となった。しかしその足跡は永遠に残るだろう。
鹿島修太
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