なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
梅が店頭に並ぶ季節がやってきた。我が家には三年ものの手作り梅シロップがある。正確には勝手に三年ものになったという感じだ。幼稚園の頃、行事のひとつで梅シロップづくり体験をしてきた息子が家でも作ってみたいと言ったことがきっかけだ。おいしく出来上がり、この夏は喉が渇いたら梅シロップで作った梅ジュースを飲んで夏をのりきろう!とゴクゴク飲んでいたが、急激に体のかさが増して慌てて飲むのをセーブした。そして早三年にもなる梅シロップの瓶を眺めていた今年、この夏はこのシロップを使って梅ゼリーを作ろう!と思い立ちさっそく実行にうつした。いよいよおやつの時間。一口食べて「あれ?もしかして・・・」と感じたのと同時に何だかフワフワした気持ちになった。そう、アルコールを飲んだ時の症状だ。まさかとは思いながらも、「梅シロップ 酔う」で検索してみた。すると「梅シロップを発酵するまで放置しておくと、空気中の酵素と砂糖が反応してアルコールになります。梅シロップは発酵しやすいので、子供やお酒に弱い人に飲ませる時は煮切ると良い」だそうだ。そうとは知らず軽く酔っぱらっていた様だ。アルコールに弱い私にとって危険なシロップとなってしまい、瓶にはいったシロップはかなりのビンテージものになるな。と予感した。そして、リンゴジュースで作ったゼリーを食べてホッとした。私には「こっちだな」と大人になれない自分がいた。
緑川 艶子
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