トップページ ≫ コラム ≫ 雪んこの頑張って咲きます♪ ≫ わたしの東京駅
コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
なぜか東京駅の駅舎をみると、多くの想いに駆られる。
昼間の駅はなぜか身が引き締まる。
初心に帰ろうと想うとき。新しい自分になろうと心に刻むとき。
その場所が新たなスタートとなる。
また夜の駅舎。ライトアップされた駅舎が妖艶に映る。何とも美しいそのものに酔いしれる。ワイングラスの液体の色が一層の深みを増す。
そして夕暮れ時の雨の駅舎。数知れぬ人たちの涙が一斉に降るかのごとく、哀愁の念に打たれる。温かいはずのティーカップが冷たく思えるときである。
東京駅。
西へ、東へ、旅立つひと。観光やショッピングで訪れるひと。会社員。
様々なひとが行き交う場所だ。
近くに皇居があるという厳かな空気と日本の首都という確固たる場所。
ここから何かが始まるという期待感、夢、望郷、哀愁、厳粛、歓喜。様々な想いが交差する。
やはりここは、日本人の原点なのかもしれない。
今日、仕事を終え、東京駅に足を踏み入れた。新たな心の私がこの夜空を眺めている。
自宅の空と違い、夜空には星こそ見えないが、私の前には確かな星が二つ。
私の行く道を照らしてくれていた。
来年は、夜空を彩る三ツの星の星座になれるかな…。(笑)