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7月1日水曜日、2日木曜日の県議会でも、上田知事の4選出馬について質問が相次いだ。1日水曜日は、自民党から横川雅也(西第12区東松山市など)、白土幸仁(東第7区春日部市)、無所属県民会議から井上 航(南第22区和光市)各議員が質問に立った。最初に登壇した横川議員は上田知事の実績を評価した上で、「(多選自粛)条例を守れないのは残念」などと追及。上田知事は、個人の信条を曲げてまで県政発展のために4選出馬を決断したしたことを改めて強調。また、白土議員からは、公用車の使用がどこまで許されるかなど、知事の姿勢について質問があったが、実例を挙げながら、県の行事以外でも、埼玉県発展のために必要と判断すれば公用車を使用すると答えた。知事に近い井上議員からは、選挙戦に臨むにあたり、どんな公約を掲げるかなど質問があったが、健康長寿埼玉プロジェクトやウーマノミックスプロジェクトなどをさらに充実させ、足腰を強くするなどと答えた。
2日木曜日は、自民党県議団による知事への追及一色となり、新井一徳議員(南第15区北本市)は、「上田知事が務める3期の間、県庁内の風通しが悪くなり、知事に物申す雰囲気ではなくなった」と発言。県職員の不祥事についても触れ、知事の多選によってモラルが低下したのではないかと、追及した。これに対し上田知事は「むしろ風通しは良くなった。常に意見交換をし、あえて聞こえが悪いことに対しても言ってもらえる雰囲気である」と反論。また、県職員の不祥事についても「他の都道府県に比べて特別に(不祥事が)増加している訳ではないが、依存症に対しては専門医によるケアなど、再発防止に努めたい」と答え、引き続き、県庁内のモラル向上に努める姿勢を見せた。
(直木 龍介)
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