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コラム …男の珈琲タイム
梅の香の季節となった。越生の梅林は訪れる人で熱気を帯びている。越生(おごせ)の語源はどこからきているのだろう。諸説あって、アイヌからだという説もある。越辺川がそばを流れているが、おっぺという呼び名もアイヌに近い感じがする。しかし、筆者は秩父に向かうにも上州に向かうにも、この平野と山地の接点にあるこの越生の地から尾根や峠を越えなければならないという説をとりたい。では何故、梅なのか?三大梅林と言われ、水戸、熱海、越生の気候的共通点は見つからない。やはり、先人達の何らかの強い想いが梅の木に宿り、そして香りまで残したに違いない。想いとは奥が深い。世はすべて想いが創造の主なのだ。
鹿島修太
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