トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.6.4
コラム …埼玉の余話
秘書のはなし。例えば知事なり国会議員の代理で秘書が挨拶する時には二通りある。宴席やくつろいだ会合の場合、秘書は代理出席をまず詫びて軽いスピーチをすればよい。しかし、多くの人が参加する会合では、しっかりと原稿を用意し代読することがしきたりといってよい。こんな時、秘書が堂々たる演説をしてしまったら、多くの場合顰蹙(ひんしゅく)をかってしまうのが世の常だ。先日、上田知事の代理で特別秘書氏が来賓のトップで大演説をぶった。佐藤正久参議院議員の決起大会でのこと。その演説が見事だっただけに残念だ。上田知事は議員諸兄に敬意を表することが上手で必ず、「・・・先生」と言うが、秘書氏は「・・・さん」づけだから余計不評をかってしまう。おまけに会場があまりに欠席が多かったのを評して「空席以外はすべて満席」とぶったから失笑をかった。佐藤氏の顔が瞬間くもったのが印象的だった。どこの場でもマナーがある。そのマナーを外したとたん、出席が欠席以上のマイナスとなる。もっとも10年も特別秘書をやっているのだから、それこそ特別に許されるのかもしれない。1期や2期の国会議員とはちと格がちがうのだろう。きっと。
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