文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
誰かが窓から覗いている
そんな気配に振り向くと
竹の穂先が
三階の窓際まで伸びていました
何だお前か
階段を登らず
いきなり来るのって
まともな人間じゃないものね
この窓から覗きたかったんですよ
へぇー
布団敷き放しなんだ
こら
近所にいうんじゃないよ
それから一週間くらい後のことです
竹は更にのびて窓を越していました
どこまでいくの
その先は誰もいない空だよ
屋根の方から竹の声が聞こえました
昨夜みたら星が無数に光っていた
きっと誰かいるんだよ
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