文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
日が昇る
開幕のベルは鳴らないが一日が始まる
一人には一人の一日があり
千人には千の一日があり
時計の短針が顔をなで一巡する
日が顔を出さない
曇り朝がある
雨の朝がある
雪の朝がある
その日でも
誰か一人以上逢う人がいる
昨日はきずかなかった
枝や道端に花が咲いていたとか
何か一つ出会うものがある
一日は
何か一つ以上やることがある
何か一つ考え感じた事がある
床について
昨日の今を思う
今は昨日の今 その前の日の今
今はこれからも同じだ
私はいつも今の中に浮かんでいる
悩ましい事が起こって幕
少し良いことが起こって幕
眠りはご褒美です
鳥のように飛んで行ったときは
そばの止まり木に戻り羽を休めている
眠りと共に自分が消える
宇宙は地球だけではなさそうである
世界は千億の夢の中にある
何処の宗教にも入っていませんが
宜しくと目を閉じます