トップページ ≫ 文芸広場 ≫ ハチドリの雫 作・野立アサミ
文芸広場
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南米エクアドルの神話に
ハチドリの物語がある
アマゾンの森が燃えたとき
大きくて強い動物たちは我先にと逃げた
小さいハチドリだけが残って
くちばしに1滴ずつ水を含んでは
燃えている森の上に落とした
それを繰り返すハチドリを見て
大きい動物たちは馬鹿にして笑った
だが ハチドリはこう言った
「私は 私にできることをしているの」
1滴の水では森の火は消せない
でも 1滴の水でも森に落とし続ければ
森の火だって消せるかもしれない
ハチドリの雫には大きな力があるはずだ
微力であっても諦めずに
頑張り続ければ大きな力となるであろう
たとえ大きな火であろうとも
私にできることをやり続ければ
森の火だって消せるかもしれない
小さなハチドリが運ぶ1滴の水
その雫には大きな力があると信じたい
いや 信じている
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