コラム …埼玉の余話
・東京のある情報通が、確信に満ちた声で言っていた。「今回の選挙ほど、おもしろい選挙はないよ。おごれる者久しからずの言葉通りだと思うし、小よく大を制すという言葉も、この選挙にはあてはまるよ。もちろん埼玉の選挙でもね」と。おごれる者は、いつも言葉がすべって失敗し、心が浮き上がって、肝心な事が見えなくなるものだ。選挙は正しくそういう結果を出さなければ、民主主義という言葉も信じられなくなるではないか。
・批評家の雄、小林秀雄は「おごれる者久しからずだが、おごれぬ者を久しからずだよ」と言った事があるが、昨年までおごり高ぶっていた自民党が大敗し、今回は善戦するとなれば、修行が足りなすぎて危うい。しかし、善戦といっても、思ったよりという事で、決してこの党が再生するということではない。
・小選挙区制などという制度のおかげで、埼玉の政治家も残念ながらさして大物が不在となった。選挙後は、消費税のアップより、国会議員を大巾に減らすこと、公務員改革を思い切って断行すること、そして、選挙の制度を変えること以外に、日本の再生はない、今日も何の反省もなく、前衆議院議員がマイクでがなりたてていた。弱い犬はよく吠えると古人はよく言ったものだ。
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