社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
円安が止まらない。株価はバブル期超えとはいうものの不安定で乱高下。そもそも生活者に株価上昇、景気がよいという実感はない。4月27日からはマスクなしの大型連休・ゴールデンウイークがはじまった。テレビでは海外に行く観光客が取り上げられてはいるが、大半の人が安くて近くて楽しめる「安近楽」を選んでいる。
物価高、それに見合う賃金が望めない。老後の不安、先行き不透明な時代、政治への不信感が拍車をかけている。4月28日投開票の東京、長崎、島根の衆議院議員補欠選挙。東京・長崎は不戦敗、島根は完敗、予想通りの立憲民主党3議席奪取、すべて自民党が議席を有していた小選挙区だ。裏金・派閥パーテイ問題に端を発した政治不信、国民の怒りのあらわれだ。
「しゃべるな!しゃべるな!」と安倍派内の風通りの悪さを指摘し、安倍派解体は私が介錯するとまで言い切っていた宮澤博行前防衛副大臣のパパ活不倫同棲を文春が報じた。宮澤氏は議員を辞職、このほか女性議員の不倫報道、自民党青年局の破廉恥パーテイ。議員一人ひとりの見識、倫理観、高潔性のなさは国力を低下させるそのものだ。政治家なぜ懲りないのだろう。安倍一強時代が招いた負の遺産と考えるのが妥当だ。
四月胸膨らませ社会に飛び立った新社会人。早くも辞めたいと。それをサポートする退職代行業が人気だという。転職を恥じない風潮、働き方改革という中身は働くモチベーションを下げる空気。これらも国のチカラを下げる。
国力が上がっていくからこそ、世界のど真ん中で輝くことができる。国のチカラとは国民そのものでもある。そのことに気づくときだ。
大曾根恵
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