なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
ムーミンパークに行って作者のことが知りたくなり、2020年公開のムーミンの作者トーベヤンソンの伝記的映画を観た。フィンランド在住。彫刻家の父を持ち、画家を目指していたトーべは、漫画や子供向けの絵などは芸術ではないとプレッシャーとプライドを持たされていた。しかし彼女は日記を書くように、周りにいる愛すべき人達から着想を得たムーミンのお話をひっそり描き、あたためていた。彼らもまた作品とトーべを愛し、彼女をサポート。そして世界中に広まっていった。
あるシーンで「ムーミンを描くきっかけは?」と訪ねられ、「芸術家として挫折したからよ。」と答えるトーべ。「ファンはその方がありがたい。」そこが印象的だった。なりたいものとなるべきものは必ずしも同じじゃない。
「TOVE」 自由と平和、マイノリティについてやさしく問いかける彼女の思想や感覚を知り、ムーミンが今注目される理由が分かった気がする。
名月かりん
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