社会
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ロシアの軍事侵攻という非常事態の中、核兵器の共有を検討すべきとの発言が有力政治家から相次いで飛び出した。その前に有事の話は平時に語るのがまず鉄則ではないだろうか。タイミングも要諦と心得るが如何。世界各国と同様、日本国民の多くが今回の軍事侵攻に畏怖と明日が判然としない感覚に覆われている感じだ。
はや21世紀も20年が過ぎ、大国の軍事侵攻など最早現実には起きないだろうとある意味無謬に信じられてきた物語が今回ガラガラと崩れ落ちてしまった。どうも我々人類はさほどには賢くはないのかもしれない。自壊を招く戦争という手段を、手放すきっかけすら未だ掴みだせていないのだから。改めてロシア約6,200発、アメリカ約5,500発の核兵器保有という厳然たる事実が目の前に突き付けられる。絶対数の削減、核兵器の先制使用の禁止など、すぐにでも取組むべき課題は山積している。
今回の件、一刻も早い停戦の合意締結を祈りつつ、不安定な世界情勢の恒常的安定に向けた一歩を踏み出す場の形成もまた切に望まれている。
小松隆
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