文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
何気ない日常が今日思い出にかわった
毎日のお決まりの散歩道
畑と野菜と花とおじさんの笑顔が犬たちを出迎えてくれた
おじさんとのひとときを犬たちははしゃいで喜んでいた
そんなおじさんの姿がいつしか見えなくなった
しかし そこにはおじさんによく似た顔の女性がいた
聞くところ、おじさんの妹さんだった
妹さんの口から「兄は入院した」と聞いた
その日からその道を通る犬たちもどこか寂しげな眼差しをしていた
今日 妹さんにおじさんが先月亡くなったことを聞いた
とっさに空を見あげた 青い澄んだ空だった
同時に 畑と野菜と花の変らぬ風景が思い出にかわった
yuki☆
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