トップページ ≫ コラム ≫ 雪んこの頑張って咲きます♪ ≫ 続・親友のマル秘話~そこには〇〇があった!
コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
「あなたの通帳の暗証番号をおしえて!」
約一か月ぶりに意識が戻った男に対し、女は問いただす。
男は話すことができない。
なぜなら喉を切開しているためだ。
女はさらに大きく身ぶり手ぶりを入れながら聞き出すことに集中する。
男はなにやら手を動かすが女はその答えを見いだせないまま、いらいらがつのる。
「もう、相変わらずわかりあえないわね」
これは6月書いたコラムの親友の話の続編である。
前回コラム(http://www.qualitysaitama.com/newspost/39636)
夫の目覚めを待ち、結論を先回しにしていた彼女にとってその目覚めは待ちわびていたものだった。
なぜなら夫から毎月いただく生活費を夫の通帳からおろすこともできなく、自分でやりくりをしていたのだから。
妻であっても銀行は口座の暗証番号を教えないのがおきまりだ。
さあ、この愛のない夫婦の結末はどうなったか。
まるで小説のような話に感動をおぼえたのは私だけでなく、当の親友本人もである。
「もう一度きくね。暗証番号は?」
その時、夫は妻を指さした。
「えっ?私?」
夫は黙って頷いた。
「私の誕生日?」
妻は冗談まじりに言ってみたがその答えはまぎれもない、妻の誕生日だった。
そう、そこには愛があったのだ。
勿論、妻はこの愛を受け止めた。
余談であるが、この感動の話を聞いた帰宅後、すぐさま私の相棒にきいてみた。
「ねえ、自分名義の通帳の暗証番号って私の生年月日?」
相棒は即答。「ちがうよ」
あ~あ、ここには愛がなかった。(汗)
バックナンバー
新着ニュース
- 愚かなのは国民か首相か(2021年01月16日)
- 桜図書館15周年記念事業「桜区の物産今昔~浦和五関の張り子、埼玉の張り子」の展示を開催 ~さいたま市~(2021年01月15日)
- おせち料理で実家を想う(2021年01月11日)
- 頬骨の高い人は要注意!(2021年01月14日)
- 日本の特権階級はやはり政治家か(2021年01月17日)
特別企画PR