トップページ ≫ 地域情報 ≫ デカケール ≫ 一山神社冬至祭 ~素足で燠火の上を歩く「火渡り」に多くの参加者
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12月22日、与野七福神の恵比寿神で知られる一山神社で、「一山神社冬至祭(いっさんじんじゃとうじさい)」が行われた。冬至祭は、一年間の穢れを祓い、来年の無病息災・家内安全を願って燠火(おきび)の上を歩く「火渡り」が行われ、お供えした柚子を火に投げ入れることから、「柚子祭り」としても知られている。2000年(平成12年)にさいたま市指定民俗文化財に指定され、広く知られている祭りだ。
境内に続々と人が集まり、幾重にも重なる人の輪。木々の合間から日が差し込むも、冷たい風が頬を打つ中、火焚神事が始まった。祝詞をあげて、神火をつけると、勢いよく炎が上がる。強風で激しく燃え盛った炎に柚子が投げ入れられた。次第に炎が弱まっていく。残り火を脇に寄せ、宮司が清めの塩を撒き、道を作る。宮司と人形の入った木箱を担いだ行者、神主の後に続き、素足になった参加者が続々と列をなして燠火を渡り、一年の災厄を清めていた。
岡 アヤコ
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