トップページ ≫ 地域情報 ≫ 咲いたまびと ≫ 50年の歴史に幕! ~浦和の老舗洋菓子店セキモト~
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浦和の老舗洋菓子店セキモトが50年の歴史に幕を閉じる。
昭和28年に開業し、4世代に渡り営業し続けてきたが、後継者不足のため7月末日で閉店する。
浦和駅西口から県庁通り沿いに徒歩5分。
クラシカルな外観、螺旋階段のある店内のショーケースには宝石のような色鮮やかなケーキが並ぶ。
見ているだけで幸せな気持ちになり、一口食べればみな笑顔になる。
そこはまるでおとぎの国。
品質の良い国産の小麦粉、新鮮な卵、ベルギー産の上質カカオ、季節に応じた旬の果物とこだわりの食材で毎朝一つ一つ丁寧に手作り。
昔から変わらないオールドファッションスタイルの洋菓子はどこか懐かしい思い出を引き出してくれる。
愛らしい兎の形のサブレーは、調神社の狛兎をモチーフに作られており、浦和の銘菓として慣れ親しまれてきた。
二階の喫茶は連日満席。一度食べたら忘れられない日替わりランチは、バランスよく安くて美味しいと大人気。ケーキセットは幸せなティータイムを楽しむことができる。
どこかホッとできる・愛される店づくり目指し、地元の人々に愛され続けてきた。
店内で出会った気品あるお洒落な女性、3代目店主の関口静子さん。
彼女は97年間浦和に生き、浦和のすべてを知り尽くす。
女性として、人として、経営者として、教養と品格を持つ最上級の女性だ。
彼女との会話を楽しむために訪れる客も多い。
セキモトのケーキは誕生日、七五三、入学式、卒業式とたくさんの家族の思い出の中に生き続ける。
地元の人々に愛され、共に生きてきたセキモトに感謝を込めて、ありがとう、そしてお疲れ様でした。
馬渕 凜子
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