トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2012.12.31
コラム …埼玉の余話
今年も会社の倒産は後を絶たなかった。それぞれの事情はあったに違いないが、S社の倒産は各社が他山の石とすべきだ。経営者の驕りだ。他人の言葉に耳を貸さない。「俺が」の精神が身体中を侵していた。当然側近はゼロ。総務部長という名の茶坊主がいたが、意見はまったく言えない。言わない方が身が安全だからだ。組織が生き残るための要締は賢く、確かな側近がいることだ。俗にいう参謀の存在に全てがあるといっても過言ではあるまい。S社のオーナーは今、まったくの孤独の身を寒風にさらされながら、やっと生きているという。自業自得だろう。今、人気NO1の政治家小泉進次郎氏はすぐれた側近に守られながら、あの個性を発揮しているという。下手にマスコミにも登場しない。参謀の知恵だという。今回は、当選した代議士達は、この事実をしっかり勉強すべきだ。すでに「自分にすべて従え」的に動きだしている。未来の沈没を自ら予約している嫌味な政治家の姿をみるにあたって、煩悩の意味を今年も大晦日の日に考えさせられている。