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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 自信満々(2017年06月10日)
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「自信」って何だろう?辞書でひいてみると、「自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心。」とある。 わたしは、ずっと自分のことを「自信のないひと」と思ってきたが、そう思うのは辞めることにした。というのも、長らく自分と共に歩んできてこれからも当たり前だが自分と一緒。だから、自分を大切に扱いたいし、自分のことは信じたいと思う。 「自信」について考え…
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- 夏草の歴史(2017年06月08日)
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どんな場所でも 所有者がいることを知っていますか かってに住んではいけないのです あら、こんな道路の隅っこでも やけた石垣の隙間もですか そうです 貴方は人の世の不法侵入者です 食べられる野菜なら畑の土があります 鑑賞用でしたら鉢の土があります でもあなたは要らないのです 要らないどころか迷惑ですので そこに居座ると除草剤をかけ…
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- 難病(2017年06月06日)
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治療法のない病気が多数あります 歯痛を治してくれるお医者さんはありますが 腰痛を治してくれるお医者さんは意外とありません パーキンソン病は難病の一つです たまたま特殊治療で少しよくなった方が 嬉しいと医師に感謝しているTVを見ました ……治ったわけではなく症状が軽くなっただけなのです 始めから治っている私たちには不思議な光景です 歩いて買い…
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- 便利で不便なスマホ生活(2017年06月02日)
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学校から帰ればすぐにスマホとにらめっこ。わが家の女子高生である。高校生になったら買ってあげると約束していたので合格後すぐに買い与えたところ、これがやっかいなことに。とにかく家ではずっと触っている。話し掛けても、スマホに夢中で生返事。「ふんふん」「はいはい」と、わかっているのかどうなのか。 娘の中学生時代は、クラスの9割は携帯電話を持っていたような印象だ。ス…
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- これぞパワースポット!浅草「待乳山聖天」(2017年05月28日)
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本堂のなかに入ると、ぎっしりとひとで埋まり、坐る場所を探すほど。ここは浅草の「待乳山聖天」。読み方は「まつちやましょうでん」だ。先日、毎月第二日曜日の朝行われる「日曜勤行」という行事に友人らと訪れた。 願いの叶うパワースポットといわれる場所だけあって、勤行に訪れるひとの熱気は普通ではない。皆で、お経を唱えるのだが、淀みなく流れる調子で唱える方がほとんど…
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- おーい!(2017年05月27日)
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認めたくはないが、おーい!と呼びよせたわけでもないが、やってきたものがある。「老い」である。 自覚症状を列挙して見る。肌のつやがない。白髪が増えた。ひとの名前がすぐに出てこないことがよくある。もの忘れが増えた。等々。 老いとケンカしても勝つことは難しい。まずは認めて、自分なりの対処法を試みる。・肌のつやがない→寝不足するとよけいにつやがなくなるの…
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- 彼がやってきた!(2017年05月21日)
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彼がやってきた。わたしを助けるために。ひとりめの彼は、病気になってしまった。ふたりめの彼は、いろいろ面倒みてあげるのが大変だったからお別れした。新しい彼は、手間が掛からず頼りになる。末永く一緒にいたい♡ と、ここまでにして、実は食器洗い機を買ったのだ。半年ぐらい買うか辞めるかを悩んだが、買うことにした。理由はふたつある。ひとつめの理由は、二度目のぎっく…
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- 描きまくる情熱から目がそらせない「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」展(2017年05月20日)
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「高価買耳」とはいかに? ある店の看板の「買耳」の文字に反応し、耳が店頭に並ぶ様子が浮かんだ。買取の「取」の右側が剥がれていたせいだ。お陰で恐ろしい光景を想像してしまった。 先日、東京ステーションギャラリーにてアドルフ・ヴェルフリの展覧会を鑑賞した。その時にもこれと同様の普通ではないものを見たという感情が湧きおこった。アドルフ・ヴェルフリは、わたしは…
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- オープンガーデンに行って(2017年05月19日)
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最近、各地の自治体で実施されている「オープンガーデン」。個人宅や店舗の庭を、その期間中一般公開するイベントです。 素敵な個人の庭を公開する活動は、チャリティーとしてイギリスから広まってきたとか。最近日本でも自分でお手入れした庭を公開してくださるが方が増えてきました。 今年はさいたま市見沼区のオープンガーデンに行ってみました。公開されている家々が離れていたり…
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- 言葉(2017年05月17日)
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始め言葉はなかった 要らなかったのだ イルカは超音波で自由に遊ぶ 類を超え人間に戯れてくる 複雑な社会構成を持っている蟻も蜂も言葉はない 繁殖期になると光りの点滅で会話する蛍 鮮やかな羽色となる野鳥 繁殖期を過ぎると気配の無くなる雄たち 俳句は十七文字 短歌三十一文字 ゆっくり読み上げても十秒とはかからない 乾杯の挨拶が長い人いる 心よ…