文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
無い方が良かった一日が終ります
鳥が羽の中に顔を隠して眠るように
今日一日を忘れたい
そんな夜があります
ある夜夢か現実か地表から浮かんでいる花模様のバスを見ました
夢の送迎バスです
手を上げると誰でも乗れるのです
「幼稚園でなく月夜の田んぼがいいな」と思ったとたん
私は月夜の田んぼにいました
目が醒めてからそれからの事は覚えていません
ただ誰かと逢って楽しかったと言うだけです
次の夜 やはり疲れて床につくと昨夜のバスを思いました
私はまた夢のバスに乗りある空港にいました
どこかの国へ行ったのです
これまた何も思い出せません
ただ美しい景色だったという記憶だけです
親しくなったガイドさんがいいました
「この世界はすぐ傍にあるのだけど
無いと思うと消えて在ると思うと現れるの ホホホ」
その日から寝るまえに
「これから 夢の世界にいくのだ」と思うことにしました
昨夜は「今夜はバスが車検なので」と 声がしたので
庭に出ると軽四輪ほどの円盤が降りていました
「やった!」
山上 村人
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