トップページ ≫ なでしこ便 ≫ BAN瞳の言わせて頂戴☆ ~無くなったビニール傘~
なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
傘をさして銀行に行った。
10分後、帰ろうと傘立てをみると自分の傘がない。
ビニール傘だったが、ワンタッチ式で大きめの新品。
傘立てに残っている傘は一本もなく、あきらかに間違えたのではなく、故意にもっていったのだろう。金額は関係なく、とても悲しい気持ちになった。
私が幼い頃、ビニール傘はまだあまり使われてはいなかった。
80~90年にかけて海外から安価な製品が入ってくるようになり、売れるようになった。今では日本人の約14%がビニール傘を使っているようで、20代男性に限れば26%とかなり多い。
ビニール傘は安くて便利だが、すぐ壊れてしまったり、失くしてしまう可能性はかなり高い。
一本1万円する傘を購入したら、大切に使うし、個性があるため盗まれにくい。
幼い頃に母に買ってもらった赤い花柄の傘、母の日に息子にプレゼントでもらった青い傘。一本の傘にも思い出がある。
便利になることはいいことが、物を大切にする気持ちをなくしてしまうことは寂しい。
時代とともに考え方は変わっても、人の気持ちは変わらないと信じたい。
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