いつやってくるかわからない地震への不安は、誰の胸にもある。熊本地震の被災情報をメディアで見聞きし、さらに不安も募る。この機会に、防災意識を高めたいものだ。

県では、地震に関する「命を守る３つの自助の取組」として、①家具の固定②災害用伝言サービスの体験利用③３日分以上の水・食料の備蓄を呼びかけている。
そのなかでも家具の固定に関しては、「固定する方法が分からない」「自分では出来ない」等の理由から実施していない家庭が多いことが過去の調査で明らかになった。そこで、県民の家具の固定を促進するために「家具固定サポーター登録制度」が実施されている。この制度により、家具類の固定を専門家に実施してもらいたい県民に対し、相談及び見積り（無償）、施工（有償）を依頼しやすい環境を提供している。

家具固定サポーターは、一定の要件を満たした上で、建設業関係団体（建設埼玉及び埼玉土建）から推薦を受けた家具固定の技術を有する事業者なので、安心して相談できる。県のホームページでサポーターの名簿が公表されているので、そのなかから選び、直接、相談と見積りが無料で出来る。見積り内容に納得したら、固定作業を依頼する。実際の作業に関する費用は有償だが、この機会に各家庭の防災対策を進めるのも大切ではないだろうか。

■家具固定サポーター登録制度
・制度内容詳細とサポーター名簿は埼玉県ホームページにて

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/bousaitaisaku/kagukotei-supporter.html