トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 警察官は最も尊い仕事なのに
コラム …埼玉の余話
埼玉の警察が著しく市民の信頼を失ってしまった。
ひとつは警察官の殺人事件。ひとつは熊谷での殺人事件に対する処し方の至らなさ。
わたしたちは、国の安全の多くを自衛隊に頼っている。頼るということは信頼しているということだ。かつて自衛隊は違憲だと声高に叫んでいた政党がいたが、なんという無責任政党かとあきれていたことがあった。そして、市民生活の安全はまちがいなく我々は警察に頼っている。その警察が信じられなくなったら、市民生活はまったく成り立っていかない。
埼玉県警のOBたちの幾人かに聞いたが、彼らは一様に「警察官の能力が落ちた。士気も欠けている」と嘆いていた。その具体的事実はわかりかねるが、ニュースで知る限り、残念ながらうなずいてしまうことは悲しいことだ。
新聞の社説も嘆いている。この現実を率直に反省して出直すべきだと。警察官は本来最も尊敬され、信頼されるべき職業であるはずだ。やはり人間的に高い使命感と正義感の旺盛なる者が任務につくべきだし、採用時もその基準に合致し、後も教育訓練の徹底をはかるべきだ。それには当局が真に反省し、弁解しないことだ。
我々はそういう当局を待っている。世の中が乱れている時だけに警察に強く願っている。
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