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- 日本の名女将「おわりに」(2015年12月18日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【おわりに】 名女将達に出会えたのは、至福だ。 女将達の、会話の一つ一つに人生の味がしみ込んでいて、男性の経営者の味と違って、マイルドだが、いつまでも記憶の回路の中から、消えることはなかった。身のこなしにも、笑顔や微笑の一つ一つにも言い知…
- 日本の名女将「芸妓から女将に~その二」(2015年12月17日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【芸妓から女将に~その二】 芸妓は何よりも頭脳が冴えていた。申し訳ないが決して美形ではない。しかし、聡明さが歩いているような判断力と人心を捉える術には、誰もが舌をまいた。あるとき、寿司職人との恋に落ちた。二つ年下の彼だが、よく気があってよく…
- 日本の名女将「芸妓から女将に~その一」(2015年12月11日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【芸妓から女将に~その一】 昔、芸妓が政治家や実業家を支えたことは、歴史的事実だ。支えるどころか、優れた名妓は政治家を創る重要な役目もした。桂小五郎と芸者幾松の話はあまりにも有名だ。後に明治の元勲となった桂は木戸孝允といった。その賢妻が幾松…
- 日本の名女将「女将の生き方は優れた人生の教科書」(2015年12月10日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【女将の生き方はすぐれた人生の教科書】 結婚わずか数ヶ月で夫の浮気を知った。妻は考えた。というより悩みぬいた。毎晩遅く酔って帰宅する夫を待ち続け、毎晩小言と口争いの日々を送った。「待って。私が女としてまだまだ魅力に乏しいのね」気付きが人生を…
- 日本の名女将「従業員を変えるには、女将自らが変わること」(2015年12月08日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【従業員を変えるには、女将自らが変わること】 板前が、女将の人間力と経営力に深い尊敬心をもっている料亭は、やはり一流だ。開店当時は一人だけの板前だったために全てを牛耳られ体調まで崩してしまった埼玉中都市の女将は、朝五時の起床を四時に変えた。…
- 日本の名女将「美人女将と嫉妬の矢」(2015年12月04日)
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【折々の女将たち】 名女将と呼ばれなくとも 四季折々の花のように 様々な色彩を放ちながら 生きとし生きる女将模様を綴る 【美人女将と嫉妬の矢】 女将が秀でれば秀でるほど、一方で亭主がかすむ例も少なくない。女将は頭脳明晰を絵に描いたような長身の美人。嫁ぐ前は大手企業のモデルまでになったが、やりて、優秀、美貌と三拍子も四拍子も揃いすぎて、かすんだ…
- 日本の名女将「消防法と女将 手遅れの女将作法」(2015年12月03日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【消防法と女将 手遅れの女将作法】 埼玉にも三代清流と呼ばれるものがある。本来の意味の温泉地でないだけに、清流は観光のダイヤモンドとなる。そんな清流を挟んで、二軒の豪華な料亭がつい最近まであった。女将は対照的だ。いつもフロントに着物姿で現れ…
- 日本の名女将「名門ゆえに腰低く」(2015年12月01日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【名門ゆえに腰低く】 再び群馬。三代前は昭和の歴史にその名を馳せた大政治家の老舗。しかし大女将は決して名門を鼻にかけない。名声は既に過去と割り切って、腰低く客に接し、この女将の再会を楽しみに客人は帰ってまたやってくる。しかし次を継ぐ若女将は…
- 日本の名女将「平家物語と女将」(2015年11月27日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【平家物語と女将】新潟の老舗でかつては天皇までお泊りになった名旅館は、新潟でも雪の深いところで有名だ。そこの自慢は湯元だけにその湯量と湯の効能だった。その上に板長の料理の腕は抜群だった。 大女将は前女将との女の勝負で社長と結婚。しかし社長…
- 日本の名女将「逆転のドラマをねらう女将」(2015年11月26日)
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【折々の女将たち】名女将と呼ばれなくとも四季折々の花のように様々な色彩を放ちながら生きとし生きる女将模様を綴る 【逆転のドラマをねらう女将】 群馬県でもその名を知らぬ人はいない、有名ホテルが突如として、経営を譲った。社長も女将もその日から雇われの身となった。放漫経営が原因だった。仕入れも支出も全てドンブリ勘定がたたった。プライドの高い女将は夫の社長を…