トップページ ≫ コラム ≫ 男の珈琲タイム ≫ 県議会のドンの急死
コラム …男の珈琲タイム
急死といっても死はいつも突然にやってくる。死刑囚は死の日を知らされない。突然に死刑への招待者がやってきて、そして人生が終わる。我々は限りある牢獄に入れられていて死を待っているだけだとある詩人が書いていたがその通りだ。
さて先日急死した県議会のドンとは長いお付き合いをさせていただいたが、お互い決して相容れない仲だった。この方は自ら人の頭をなでられなかった。むしろ人の頭に喝を入れるのが得意だった。県庁幹部も影では瞬間湯沸かし器などといいながら皆、「ヘイ、お代官様」と頭を下げていた。とにかく40年以上も県議会に君臨したのだから、そのこと自体には頭が下がる。人に永遠はない。せめて楽しく、敬いながら生きていくべきだとこの方から教えていただいた。ご冥福を祈りたい。合掌。
鹿島修太
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