文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
夢の中では大事なことだったのに
目が覚めると思い出せない
人の気配にフト立ち止まることがある
「そこで 何をしているの?」と声がしたので
見回すと誰もいない
子供の頃は勉強することだった
母子家庭の私は早くお金を得ることだった
共に暮らす女性を探すことだった
人の役に立つ仕事をすることだった
人の世の終りが見えた頃
このまま滞在することに疑問を感じた
私はこの土地のものではないと気づいたのだ
私は寄り道をしているうち
夕飯まえ買い物を忘れてしまった子供なのだ
「このままでは帰れない」
橋の袂で佇んでいると短い夕焼けが消え
空から笑い声が聞こえた
「何時までそんな所にいるの」
見上げると一番星が輝いていた
山上 村人
バックナンバー
新着ニュース
- 地方議員たちの議会発言を吟味する(2025年09月01日)
- 浦和まつり 第30回音楽パレード 第49回浦和おどり(2025年08月24日)
- 痩せるための糖尿病治療注射は危険(2025年08月29日)
- 二院制はどうなったのか(2025年01月10日)
特別企画PR