なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
今まさに新茶の季節。今年の新茶は、改元による令和の賑わいの中、より一層の輝きと薫りを誇っている。「新しい時代の新しいお茶を心して淹れ、大事に頂きたい」と願わずにいられなくなるのは、日本人として何ら不思議なことではないはず。
つい先日のこと。私は待ちかねていた新茶を心して淹れ、大事に大事に頂いた。気になる新茶の味わいは期待以上に素晴らしかった。新茶はまず、程よい苦味を伴ったまま凛々しく喉元を抜けていった。その後、満を持したかのような絶妙なタイミングで、ほどけるような甘味がまろやかに巡ってきた。気づくと私は、慎ましく凛とした感覚に包まれていた。スーッと祈るように佇む「何か」が自分に宿った。それは、新茶の中に迷いこんでいた茶葉の茎が機転を利かし、茶柱と化してまで自分を励ましてくれたかのような新鮮な感動だった。自分の内面に、ありがたき茶柱を立てて下さった新茶に感謝。私はこのお茶に応えたいと心に誓った。
葉桜 こい
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