トップページ ≫ コラム ≫ 男の珈琲タイム ≫ 忘れがたき深窓の佳人 105歳からの年賀状
コラム …男の珈琲タイム
私がその方に出会えたのはまさに女神との出会いと言っても過言ではない。その方は「深窓の佳人」の例えにピッタリの美貌の人だった。そして経営者。女性のリーダー。その街のトップに君臨していた。ちょうど35年前、三保の松原に舞い降りる天女のように、私の前にフワッと現れた。「私があなたを天上まで舞い上がらせてやるわ」。まさに天の声のように私の心を奮い立たせたのだ。私は毎日のようにその方の言われるがままにご自宅に通った。街はどうあるべきか。自然を守りながらの開発はどううあるべきか。そして企業は、さらに国政は、県政は、等々。とにかく熱い人だった。そしてその方のお導きによって、私は県政に進んだ。以来、その方は変わらず、私を指導してくれた。感謝の量ははかりしれないのだ。今年もその方から105歳の年賀状が届いた。自筆で達筆だった。私ははるかに遠い日を思い浮かべ、新たな志を抱いた。この方のためにも。人生はやはりおかげで成り立っているのだ。このイノシシの年、私は突進、さらに突進と挑戦をしよう。貴重な過去と思い出だけは抱きしめながら。
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