なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
日曜日、小学生の息子ととある公園のハンドメイド市に出かけてきた。特にこれといったお目当てもなく、ただキャッチボールがしたいと息子が言うものだから、それならイベントものぞきつつ。という名目でこの公園に出かけたのだ。イベントは盛況でお昼を過ぎた頃に到着したのだが完売の札がたくさんあった。せっかく来たんだから軽く何か買って食べようとお店をまわっていた時、息子が店の前でふと足を止め「ママに何か買ってあげる」と言ってきた。思いがけないことにびっくりしたのと同時に、息子のおこづかい事情も知っているので「気持ちだけでいいよ。ありがとう。」と答えたのだが、「ママに買ってあげたいの!好きなの選んで。」とのことだったので真剣に吟味した。吟味したそれはビニールポットに入った八重咲きのペチュニア、100円である。お財布の中身と相談しながらも一生懸命考えて100円玉を払う息子の姿に涙が出そうになってしまった。帰りの車中でも事あるごとに「ありがとう」と言った。言っても言っても言い足りないぐらいの気持ちで一杯だった。
今日一日の出来事を主人に話したところ、またまた驚いた。母の日にお花のプレゼントをしたいと主人に話していた様だ。遅くなったが母の日のプレゼントだ。少なからず息子はこっそり主人には話していたにもかかわらず、何の力にもなっていない主人なんかはほっといて、とにもかくにも成長した息子に感動の一言だ。現在、ペチュニアは我が家のどの花々よりも手入れがされ、過保護に育てられている。この一株のペチュニアを大きく増やして庭いっぱいに咲かせることが私の目標になった。
緑川 艶子
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