社会
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国会も終盤を迎えた。政治資金規正法をはじめ、裏金に端を発した政治改革も骨抜きの模様。しかし、岸田おろしの勢いはない。どうやら、岸田さんに代わる総裁候補がいまいちピリッとこないことが理由だろう。総裁選も岸田再選でそののち解散総選挙なのか、来年秋の衆議院任期満了までいくのかなどという声も。
都知事選で自民党は小池百合子氏を支援。選挙の時に政治団体から確認団体となるものも、自民党都連が中心になっていくという。あれだけ煮え湯を飲まされた小池知事を支援する自民党も、小池人気にすがりたいのか。
地方議員も自民党逆風にあまり緊張感がない。声を大にしていいたいことは、ここ数年自民党が強かったのは、安倍一強政治だったから。その安倍さんはもういないのだ。だからこそ、自民党の地方議員は基本に立ち戻って有権者に会って、会って、会わなければならない。統一選から1年。この大逆風下、議員はどうあるべきかの姿勢を有権者は冷静に見ているのだ。
そして岸田総理は、与野党に甘い、甘いシュークリームを配った。なんと甘い対応だろうか。そんなことでは支持率は上がらない。物価高、エネルギー不足、円安、増税、国民はとっても困っているのだ。政治家にはしっかりしてもらって、希望のともしびを掲げてくれてこそ一国の総理ではないか。古くは田中角栄総理、小泉総理、安倍総理、功罪あっても国民には期待感を与えてくれたのだ。甘すぎはダメですよ、岸田総理。
大曾根恵
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