社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
日大アメフト問題。いまさら悪質タックルという言葉をあえてつかえない。なぜなら、一昨日(23日)のタックルをしてしまった選手の胸に迫る会見を見てしまったから。まして、昨日(24日)の苦々しい日大の前監督、コーチのひどすぎる会見を見てしまったから。記者クラブでシャッター音が響き多くのテレビカメラ、マイクの前で20歳の青年が勇気をもって事実を語った。高校の時に「アメフト楽しい」と思って続けてきた青年。「日本代表を降りろ」と迫られた実力のある選手なのにメンバー表に名前がなかった。これは鍛えるということではなくハラスメントだ。自分のしてしまったことを悔い、涙し、関西学院の選手へ謝罪をしたいと訴えた青年。一方、日大側の会見はその青年をさらにつぶし、保身だけが浮き彫りになった。これを大人の責任とはいえない。真実は一つであるのに、誰かがウソをついている。スポーツとはそんなものではないはずだ。
政界もまだ森友問題や加計問題がスッキリしていない。愛媛県VS安倍総理、財務省。森友学園VS安倍総理、昭恵夫人。誰かがウソをついている。政治家にとって言動、行動に責任を持つことは「いろはのい」であるはずだ。
一言で片づけられないが、蓮田市長選挙では自民党埼玉県連推薦候補が3番手だった(希望の党からの鞍替え、地元土屋代議士不支持などの要因があるにせよ)。関東圏での市議会議員選挙。自民党市支部の要職にあっても「今、自民党は名乗れない。自民党は隠し、市民党でいく」という声もある。地域に根を張る政党であるはずの自民党。大人の責任をしっかり見せる時だが、安倍総理、麻生副総理の国民との距離があまりに遠すぎるのではないか。
大曾根 惠
バックナンバー
新着ニュース
特別企画PR