トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 高校に入る前に親がしてはいけない82のこと 第3章 学校生活・勉強のタブー(38)
教育クリエイター 秋田洋和論集
勉強なんてどこだってできると思う
お子さんは、普段どこで勉強をしていますか?
自分の部屋やリビングなど、家庭の環境によって違って当たり前ですが、
いつも同じ場所で勉強しているかどうか
だけは確認しておきましょう。
中高生が勉強を通して意識しなければならないのは「時間管理」です。普段勉強する場所が決まっていなかったり、勉強場所が雑然としていたりすれば、さまざまなロスタイムが生じるものです。
「さぁ、勉強を始めよう」と思っても、「定規がない、コンパスがない」などと探し物が始まると勉強の効率が下がります。勉強場所を決めておき、道具もいつも決まった場所に置いておきたいものです。
勉強場所でテレビがついていたり、携帯電話や鏡、クシなどが雑然と置かれていると、つい気をとられてしまいがちです。勉強場所がどこであれ、大切なことは、
その場所に座ったら、すぐに勉強を始められる状態になること
ですから、勉強の邪魔になるものが目につかない環境を用意してやりたいものです。
子どもたちは、大人の目が届かないとどうしても「ながら勉強」を始めてしまうものです。勉強する場所を決めていないと、さらにその傾向は強まります。こうした習慣は、高校に入る前にはやめさせなければなりません。
この時期に身につける学習習慣は、子どもたちの将来に直結します。
真剣に物事に取り組む際に「ちょっとくらいいいかな」という妥協や甘えを許してしまうことは、大人にだってあることです。その姿勢の根幹をつくるのが、まさにここからの数年だと思ってください。
孟母三遷ともいいますが、子どもが勉強に集中するには、まず環境を整えることが大切です。中学生ではまだそこまで自分を厳しい環境に置くことができないので、親が助けてやりましょう。
「高校に入る前に親がしてはいけない82のこと」(PHP文庫)秋田洋和より
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