コラム …埼玉の余話
・さいたま市の老舗書店の社員の努力には胸を打たれる。わずか1,000円弱の文庫本を、パソコン検索は当然として、出版社に問い合わせ、今度はその広告を載せた新聞社を見つけてきて、新聞社にまで問い合わせ、ついに探し当てて電話をくれた。こういう社員の結集は必ず会社を伸ばす。出版不況の中においても心豊かになる話だ。
・戸田市の市議選は2月だが、当然にして次なる市長選や、その次の県議選の前哨戦にもなっている。ここへきて異変が起きた。今まで現職の市長と一緒になって歩んできた県議が、市長とは反対の行動を取り出し、市民の関心はそちらのほうに向いて話題をまいている。
・川口の市長選は、民主党の前県議松本氏の出馬で、市長選そのものよりも、国政の選挙のほうに注目がいってしまった。松本氏は川口民主党の重鎮だけに、石田勝之支部長(前衆議院議員)との亀裂がささやかれ、衆議院選はどうなってしまうのかと選挙民を悩まさせている。