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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 知事選はあくまで候補者の魅力度と期待度(2019年08月09日)
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行田邦子氏が突然知事選出馬をとりやめた。選挙雀達の間からは白から黒まで様々な憶測が聞こえてくる。しかし、何となく後味が悪いというのが大方の声だ。選挙。特にトップを決める選挙は調査や政党の組み合わせも充分参考になるが、決め手は候補者の魅力で決まるのだと思っている。いずれにしろ以前にも書いたが、行田氏はやはり台風の眼だった。知事選は青島、大野両氏の一騎打ちになっ…
- 次は知事選だ(2019年07月23日)
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少し不謹慎になるがおもしろいことがたくさんあった。今回の参議院選。ある女性候補は気の毒だった。才色兼備の彼女は西洋人形のようだった。活動中にも先輩から手とり足とり指導を受けていた。「もう遅いぞ!」とヤジがとんだ。れいわ新選組とかいう組織が出てきた。政治不信のあらわれだ。できないことだらけの公約がうけた。共産党まで手を差し伸べた。お粗末なのは、それなりの集団の…
- 政治家の眼力(2019年07月04日)
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いつの世も人を観る眼は難しい。特に政治家。政治家は囲炉裏端から帝国ホテルまでの様々な人間に接しなければならない。だからこそ眼が極めて必要となる。 大宮に住んでいたKは、希代の詐欺師だった。その男に県会議員だったA氏はすっかり騙された。まず学歴。R大が売りものだった。そして必ずと言っていいほど裏にまわってA氏の大悪口を吐いた。というよりささやき続けた。いつの…
- 知事選への管見(2019年06月18日)
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優れた若手の国会議員と会話をしていると政治に未来を感じる。しかし、目を開いて国会を見ると未来どころか失望的現実にぶつかってしまう。二大政党制なんてとても無理だ。野党が弱すぎる。したがって自民党がおごり高ぶる。官邸が強すぎて、自民党内部にも危惧を感じる。強くても7分ぐらい、いや6分ぐらいがいい。独断、独裁、独占等々。「独」はよくないのだ。埼玉ではいよいよ知事選…
- 第2東京タワー建設に夢破れた埼玉の人達(2019年06月01日)
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ちょうど今から15年前頃になるだろうか。いや、上田知事が誕生した頃だから13年前といった方が正しい。東京タワーのほかに仮称第2タワー建設の話が埼玉に持ち上がった。NHKと民間テレビ局5社が「在京6社、新タワー推進プロジェクト」を発足させたのだ。2003年だ。主力は東武鉄道だった。この誘致活動がすさまじかった。何故埼玉が浮上したか。結論だけいってしまえば、事業…
- 知事の怒り(2019年05月14日)
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上田知事が怒りをむきだしにした。知事は自民党と争っても怒りをむきだしにしたことはなかった。サラリと矛先を変えて、いつも余裕たっぷりだった。「知事は百戦錬磨の将だけあって流石だ」という声をいろいろなところで聞いた。しかし、今回はよほど面白くなかったのかいつもと違った。行田女史のブログー知事選への挑戦状が癇に障ったようだ。要するに行田女史は県政をわかっているのか…
- 全ての敗けは自分にあり(2019年04月29日)
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敗けた者はまず自分に優しくしなければならない。でなかったらこの世はヤミだ。優しく自分を慰め、そしてある時がきたら厳しく自己分析をはかり、次に備えなければならない。今回の選挙で雪辱を果たした県北のK氏は満面を崩して語ってくれた。敗けた4年間は苦しかったが、石にかじりついても次は勝つと自らに誓い、時には電信柱にまでぶつけながら頭を下げ続けた。勝ち貫くということは…
- 政治家のほころび(2019年04月17日)
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誰にもほころびはでてくる。ほころびに気がついたら修繕すればよい。しかし、修繕ではすまなくなってしまったほころびはもはや捨てざるをえない。常識だ。もちろん衣類の場合だが。 さて、先日桜田さんという大臣が辞めた。桜が散るタイミングで何とも立派?この人の場合、ほころびでなくはじめから破れていた。やりきれない政治家だった。今、注目すべきは麻生さんと二階さんだ。年齢…
- 水面下の知事選(2019年03月18日)
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あくまで余話だが、今年の知事選の渦が水面下でかなり激しく巻いているという。候補に挙がっている面々は表面上平静を装っているが、平成もそろそろ終わるからその頃から変わってくるだろうとは大方の見方のようだ。自民党がこのまま硬直な姿勢を通すと現職も硬直になるだろう。現職はやはり強いという見方。しかし、4年前とは支援団体も揺らいでいて様子見をしているという。自民党も決…
- 統一地方選と議員年金(2019年02月28日)
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統一地方選告示まで一カ月となった。市民の関心は相変わらず低いように見受けられる。その1は、地方政治に関心が薄いということだろう。その2は、たいした人間が出ていないと判断してしまうことだ。「何だ、この人まだやってんの?」という具合に新鮮味に欠けるということか?地方議会は最高5期ぐらいが潮時なように思われる。10期以上も務めて8年前に辞めたA氏は「4期目からは惰…