文芸広場
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神様の子どもを 授かった｡
彼にサッカーをさせた｡
敵からﾎﾞｰﾙをとるわけでもなく､相手ﾁｰﾑに攻め入るわけでもなく･･･
そんな彼が全速力で走る｡
相手ﾁｰﾑの一選手に向かって一目散で走り､追いつく｡
試合中にも関わらず､二人の時間は止まっている｡
良く見ると相手選手が靴を履いている｡
プレー中に脱げた靴を､彼が拾って届けたのだ｡
勝負の世界では到底通用しないプレーだが､なんとも尊い･･･
試合の終わりに審判が皆の前で､｢ﾅｲｽﾌﾟﾚｰ｣と褒めてくれたそうだ｡
粋な審判も尊い｡
人間皆人の子 皆尊く 皆神の子。
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