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コラム …埼玉の余話
ずっと昔から君主のことを帝王とよんだ。君主といえば王や統治者のことだ。しかし、帝王となるとどうも質が下がる気がしてならない。「夜の帝王」なぞ最たるものだ。そしてこの種の帝王は雲の如く数多いる。日大の理事長もやめた常務理事も帝王だ。総理も帝王。陣笠の国会議員も地元へ帰れば帝王だ。地方のちっぽけな議員だって帝王がいる。会社の経営者もそうだ。しかし同じ帝王でもしっかりと帝王学を身に付けた者も一割や二割はいる筈だがほとんどが権力という妖力によって墜落をしていくのが世の常だ。意見をいう者を遠ざけ慢心になるからだ。選挙をみても敗れる原因は慢心の結果だ。自分だけが正しいということは絶対にありえる筈がない。世の中、絶対者は存在しないと思う。ジャンケンの法則が正しい。グーもチョキもパーもみな等しく絶対ではない。この信念を身につけることこそ帝王学の真髄、奥義である筈だ。そして上に立つものは必ず良き参謀をもつことだ。埼玉のトップは帝王学をしっかりと身につけている帝王の一人だ。