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日本の酒造りの歴史は古く、稲作が伝わるのとほぼ同時に、米による酒造りが始まったのではないかと考えられている。現在のような酒造りは江戸時代、伊丹(現在の兵庫県)から始まった。それら上方でつくられた酒は、江戸へと大量に輸送されてくるようになった。
江戸の近郊である武蔵国でも、関東平野に拡がる広大な田んぼでとれる米と、荒川水系や利根川水系の豊かな水を使用して酒造業が発展を遂げる。さいたま市内にも、江戸時代には村々に酒をつくる家があり、そして現在も続く造り酒屋がある。
今回の展示で、酒造りに関する道具や文書などの資料から、さいたま市内の酒造りを探ってみてはいかがだろうか。
会期
平成29年 3月11日(土曜日)から5月7日(日曜日)
時間
午前9時から午後4時30分
会場
さいたま市立博物館 1階 特別展示室
休館
月曜日(祝日は開館)、3月21日(火曜日)、5月2日(火曜日)
展示構成
1.酒のつくりかた
2.酒造りの歴史
3.さいたまで酒をつくる・売る
4.人々と酒
5.埼玉県の酒造りの今
講座
1. 「近代の埼玉県における酒造業」
日時 3月25日(土曜日)午後2時から午後3時30分
講師 青木 隆浩 氏 (国立歴史民俗博物館准教授)
「酒の文化史-神人が共食・人々が饗宴」
日時 3月26日(日曜日)午後2時から午後3時30分
- 講師 神崎 宣武 氏 (民俗学者・旅の文化研究所所長)
・会場 さいたま市立博物館 講座室
・定員 50名(先着順)
・申込み 電話で博物館申込み。(TEL 048-644-2322)
※1、2.共に3月7日(火曜日)午前9時から受付開始
展示解説
博物館職員による展示解説。(申込み不要)
1.3月19日(日曜日)
2.4月15日(土曜日)
午前11時から、午後2時から (各日2回 各30分程度)