平成28年10月から、さいたま市内全域を対象に「認知症初期集中支援チーム」が始動している。活動エリアを5つに分け、認知症の人や認知症の疑いのある人、また、その家族に対し、早期対応する支援だ。

認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができるように、早期診断、早期対応に向けた支援体制の構築を目的としている。

●事業の内容

複数の専門職で構成されるチームが、認知症が疑われる人や認知症の人の自宅を訪問。

認知症に関する医療機関への受診や介護サービス利用の支援、家族の介護負担軽減のためのアドバイスなどをし、安定的な支援につなげる。

チームは、認知症サポート医、医療系チーム員（保健師、看護師、精神保健福祉士など）1名以上、福祉・介護系チーム員（社会福祉士、介護福祉士など）1名以上の、計3名以上で構成。

●対象者

40歳以上で、自宅で生活している認知症が疑われるもの、認知症で次のいずれかを満たすもの。

（１）  医療・介護サービスを受けていない、または中断している

（２）  医療・介護サービスは受けているが、認知症による症状が強く、対応に困っている

●主な支援内容

（１）  医療機関への受診に向けた動機づけをし、継続的な医療支援につなげる

（２）  適切な介護サービスの利用が可能となるように、介護サービス利用の勧奨・誘導

（３）  認知症の重症度に応じたアドバイス

（４）  生活環境の改善のアドバイス

（５）  家族介護者の介護負担の軽減と健康保持のためのアドバイス　など

●チーム拠点

●相談・情報提供窓口

区役所高齢介護課または地域包括支援センター

●問い合わせ先

いきいき長寿推進課

TEL 048-829-1286