トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 伝統の明大マンドリンクラブ 坂戸で感動の演奏古賀メロデイーから映画音楽まで
教育クリエイター 秋田洋和論集
今年で創立130年となる明治大学マンドリン倶楽部。日本音楽界のリーダー的存在であった古賀政男氏の「音楽は和なり」の教えのもと確固たる地位を築いてきた。音楽のジャンルを超えて繰り広げられる演奏は世代を超えた根強いファンを育ててきた。その明治大学マンドリン倶楽部演奏会が、明治大学校友会坂戸地域支部主催で9月24日坂戸文化会館にて行われた。
主催者の明大校友会坂戸地域支部 清水純一支部長は挨拶にたって「創立130年の明治大学。この春の受験者数は初めて早稲田を抜いた。震災を考慮して、卒業式、入学式をとりやめ。さらに被災学生、新入生の学費は免除。受験生のアンケートでも男子学生の志願希望校として三年連続1位、女子学生でも初めて一位。人気の明治大学。今日はその中でも人気度のあるマンドリン倶楽部の演奏を楽しんでいただきたい」と述べた。
つづいて、来賓の坂戸市長伊利仁氏は「実りの秋は芸術の秋。今日の演奏会は生きる勇気と希望を与えてくれると信じている。クラッシック、歌謡曲伝統のマンドリン演奏を大いにたのしんでほしい」と挨拶した。会場には、木下高志県議会議員、山口たいめい前衆議院議員夫妻も顔をみせて校友会坂戸地域支部のこの演奏会にかける意気込みも感じられた。
今回の演奏会は、音楽監督で常任指揮者の甲斐靖文氏が重厚で安定した指揮を、そして、農学部四年生の横江泉帆さんがフレッシュな感性でタクトを振った。特に70年代青春のフォークポップス21曲メドレーは圧巻で会場を沸かせた。また、セカンド゙マンドリンの商学部四年生の藤井優さんは小、中は坂戸で川越高校出身、現在も坂戸在住ということで特別にマイクを持った。その中で「奇しくも今日は母親の誕生日。いいプレゼントになれば」と話した。絆の大切さが震災以降再認識されている今。まさに家族の絆、地域の絆、伝統の絆を音楽の絆を体感する演奏会となった。
尚、明治大学マンドリン倶楽部(第89代主将大谷亮太さん)の第169回定期演奏会は11月23日(水・祝)昼の部14時から、夜の部17時半から日本青年館大ホールで行われる。(S席3000円A席2500円B席1500円学生席500円)問い合わせ 090-8018-6466 e-mail ticket-mandolin@hotmail.cp.jp