トップページ ≫ 文芸広場
文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
-
- 宝もの(2016年03月21日)
-
風が私を誘う こっちへおいでと 雨が私を誘う 泣きなさいと 青空が私を誘う 踊りなさいと 夜空が私を誘う 月の光で妖艶でありなさいと 桜が私を誘う 舞台は終わりがくると 迷いながら 哀しみながら 楽しみながら 煌びやかに 儚いこの宝を大切に生きる…
-
- 涙よ涙よとんでけー(2016年03月16日)
-
あれから五年 灰色の町はどんどん変わっている あきらめないで あなたのふる里にも春はきています 道端にも黄色やピンクや白の色とりどりの 春が一年ごとに多くなっているのです 復興をめざしている人達 仮設住宅で頑張っている人達 ご家族を亡くされた人達 皆がふる里を想い悲しい涙と少しさようなら ふる里の地に立てた時 うれし涙をおもいき…
-
- スズメの恩返し(2016年03月13日)
-
昔 昔 あったとさ 人とスズメの物語 大きな葛籠(つづら)はお金がいっぱい 小さな葛籠は心がいっぱい 欲張りじいさん言いました 大きな葛籠のほうがいい 正直じいさん言うことにゃ お礼なんか要らないよ 帰りの山道重いだけ それではこれを上げましょう 小さな小さな葛籠です 大きな葛籠は無くなるお金 小さな葛籠は何時までも 心に残…
-
- イヤガラセシタイ(2016年03月12日)
-
イヤガラセシタイ、イヤガラセシタイ、あの子の困った顔が見たい、面白そう。やっちゃえ、やっちゃえ、面白いから。 そんなことばで頭が一杯になるのだろうか。 わたしは、ひとに嫌がらせしたいと思ったことがない。これは当たり前のことと思っていたが、そうではないらしい。残念ながら。 いまは治まったのだが、先日、中学生の娘に対する嫌がらせが何度かあった。物を…
-
- 梅から桜へと(2016年03月09日)
-
梅がほころびはじめると 春がやって来るといわれています 梅の花にはやさしい”靜”をかんじます あまり高くない梅の花の下 背をまるめ好みの色の花の下でのんびり一句 匂いたちこめる白梅の下でまた一句 そんな人達の姿を眺めながら静かに散策 そして梅の花から桜の花へ一陽来復 梅は咲いたか桜はまだかいなと 古い唄にあるように 桜を楽しみ…
-
- 宿りびと(2016年03月04日)
-
ひざをガクッと床についた。立ちくらみだ。 ここは、友人が住むアパートの一室。二十年以上前のこと。「大丈夫?横になっていて。」心配してくれる友人の声をぼんやりした頭で聞きつつ横になる。 あの時のことは、今でも笑い話として友人との会話に出てくる。あの日、友人が一人暮らしする部屋に遊びに行った。ちょうどそこに、友人の母親が来た。そして、お説教が始まったのだ…
-
- 連祷(2016年02月28日)
-
今朝初めて静かな雨の音を聞いた 小さいが無数の祷りの声だった 天地は秋を迎えていた 過ぎる日 凶暴な風と徒党を組み 川を氾濫させ 橋を破壊し人家を流し 人を溺れさせたのも同じ雨であった 大声をあげ無法を好む者もいるが 同じ人のなかにも静かな聖者もいる 雨も風もその心によって 人の世界を破壊するものもあれば 人に恵みを与えるもの…
-
- 反面教師(2016年02月26日)
-
誰でも自分がいちばんかわいい。欠点や汚点、嫌いな部分があってもやっぱり自分が好き。大好き。自分をまもろうとするのは当たり前。それを百歩譲っても、蹴散らかしたまま無邪気に振る舞うのは、どうなんでしょう。 あえてありがとうの言葉を。 …
-
- トイレの神様がほほえむ(2016年02月19日)
-
トイレがきれいじゃない学校には通いたくない。 そんな持論のわが息子は、ただいま大学受験まっただなか。試験に出向いた際には、トイレをチェックし、帰宅後にあそこのトイレは便座が温められていてよかったなどと評論している。 高校でも真面目にトイレ掃除にいそしんでいたらしい。それは、トイレ掃除の道具が使いにくいから買い換えて欲しいなどの話題からうかがえた。(家…
新着ニュース
- 人形のまち岩槻 朝顔市(2025年06月01日)
- 埼玉もいいけど群馬も最高(2025年06月09日)
- 道の駅の良さはいろいろ(2025年06月16日)
- 二院制はどうなったのか(2025年01月10日)
特別企画PR