トップページ ≫ 社会 ≫ 野党の体たらくと岸田総理の狙う解散総選挙
社会
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自民党の裏金事件では、野田佳彦元総理の的確な質問に、国民の声を代弁する姿と称賛の声があがっていた。いよいよ政権交代の足音かと思っていたのもつかのまだった。大切な予算委員会を遅らせるべく立憲民主党の山野井議員はなんと3時間に近い質疑を展開したのだ。与党も野党も意地の張り合い。有権者からすればどっちもどっちと感じる光景だった。
議員特権で献金を自由自在にしていた、いわば脱法のそしりをうけない自民党安倍派。政治倫理審査会での答弁もうやむやそのもの。ここで野党が、一致団結して政治を国民の手に、という図式がなんとなく、明確になってきたのに。山野井議員の質疑はムダそのもの。そして大失敗だった。こんなことでは、国のかじ取りは任せられないという世論がジワリと上がるかもしれない。
安倍派の党中枢を担っていた議員たちの、政治倫理審査会に出るのでないの。非公開でなければ出席しない、という駄々っ子のような状況も呆れた。
今、国民は確定申告の時期である。申告後、提示された金額を、血を吐く思いで納税するのだから、裏金事件の当事者を許すことはできない。だからといって、昭和がえり、先祖がえりのような戦術しかもたない野党は一体どうなのだろうと思うのである。
岸田さんは政治倫理審査会に急遽出席をきめた。今永田町では、岸田総理は根回しなしに決断をするから、もしかしたら予算通して解散総選挙にという声が密かに流れはじめた。先延ばしにしても、いいことがあるとは限らないとしたら。永田町風雲急を告げるその時はいつか。みものだ。
大曾根恵