トップページ ≫ 文芸広場 ≫ たぁ坊のひとりごと。「菜の花畑」
文芸広場
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穏やかな春の日に、河原の土手があまりに美しく、足をとめた。
菜の花の香りに清々しい気持ちになり、せっかくなので少し歩いてみた。
ふと、なつかしい童謡が頭に浮かぶ。普段より少し高い声で鼻歌。いつもよりちょっぴり上手に歌えているようで嬉しい。歌詞がわからなくてがっかり。
早速、検索!!
朧月夜
菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し
里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなくねも かねのねも
さながら霞める 朧月夜
歌詞を感じながら歌い、また歩く。
長い時間ではなかったが、春の暖かさ、菜の花の鮮やかさと香り、穏やかな風の流れ、遠くに見える壮大な山々を感じ、春の訪れの喜びでいっぱいになった。
何気ない時間が五感を刺激し心安らぐ貴重な時間となった。
五感・・・
今晩のおかずは菜の花のお浸しに決まり(^.^)♪
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