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新着記事
- 四季の喪失と政治家(2020年07月24日)
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この長き長き雨はかつての梅雨の雨ではない。長雨というより狂雨だ。狂雨は人の命をいとも簡単に奪っていく。日本の良さは春夏秋冬、四季のうつろいの中にある。そしてこの四季のうつろいが日本人の誇るべき情緒を創り出してきた。故人となったが世界的数学者の岡潔は、その国の情緒は1000年も2000年も続くと説いてきた。だとしたら、この狂った気候は日本人の情緒の終焉を伝えて…
- 政治家は不要不急の衆か(2020年07月05日)
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二階さんが動いた。麻生さんも動いた。公明党さんも動いた。動いたといっても自転車や徒歩の話ではない。政局のために料亭で解散風を吹かせはじめたのだ。しかも、このコロナ禍の国難の時。会社を潰してしまったり、家賃が払えないで店を閉じたりした人達が続出しても、政治家達はのうのうと税金からの給与を貰い、ボーナスまで懐に入れている。元法相夫婦までちゃっかり政治の恩恵にあや…
- 90歳のサウナ(2020年06月17日)
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大野明さん。90歳。過去に生きるか死ぬかの大病を患った。その時でも笑って酒を飲んでいた。そして見事、病に勝った。仕事は材木屋だ。材木のまち飯能で財を成した。それだけなら平凡だ。しかしこの大野さん、登山家としても日本で10本の指に入る。今ではムーミンのように太っているが、若い頃には瘦身で、筋肉が盛り上がっていたそうだ。100m走ではいつもトップだった。その大野…
- 妻を裏切ったという県会議員の弁明(2020年06月02日)
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埼玉県議会議員がまた辞めた。しかし、潔く辞めたのではない。辞めざるを得ないほどこの人は有権者を裏切ってきた。「妻を裏切ってしまった」と不倫を認めた。そもそも公人は妻のことは後でいい。有権者を裏切ることが一番罪だということがまるでわかっていない。どうも政治家という生き物の辞書には責任という言葉はないのかもしれない。一国の総理にして然り「責任は私にある」と言って…
- 明治・大正のふたりの偉人 渋沢栄一と滝沢喜平治(2020年05月13日)
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深谷が生んだ日本資本主義の巨人・渋沢栄一に関する出版を進めるにあたって、初めて渋沢の偉大さを知った。何を今さらと思われるかもしれないが、筆者の学生時代を通して、渋沢栄一の名を知ることはほとんどなかった。政治史を学んで初めて渋沢の名を知り、今回1万円札の肖像となる渋沢を学んだ。その偉大さを書きあげたら枚挙に暇がない。渋沢は500社ほどの会社をつくり、資本主義の…
- コロナ妖怪が天国と地獄を見据えている(2020年04月23日)
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世界をコロナウイルスという妖怪が席巻している。今のところ、自己防衛しか有効な武器はない。コロナウイルスは肺をむしばみ、命まで短期間で奪っていく恐ろしい妖怪なのだ。しかも、この妖怪退治であおりをくらうのは中小零細企業であり、食べ物屋だ。政治の力で自粛を余儀なくされて、補償は雀の涙程度だ。街はゴーストタウン化し、活気は気を失っている。政治家はこの現実を肌で感じな…
- 志村けんさんの運(2020年04月06日)
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人間という生き物は100人いれば100人違う。能力のはなしだ。頭脳然り、肉体然り、性格もまた。だから健康診断の数値もあくまで一つの目安なのだ。一喜一憂する必要はない。要するに己を知り、自分らしく生きることが一番大切なのだ。 私はよく飲み屋のカウンターに座る。そこにはそれぞれの人生が座っているからだ。先日、70歳になる男と出くわした。ウイスキーのロックを毎日…
- 俺が俺がのがを捨てておかげおかげのげで生きよ(2020年03月21日)
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桜の開花がこんなにも早くやってくるのははじめてだ。そして一週間もたてば満開になり、やがて散っていく。日本人の無常感はこの桜に一番影響を受けているのだろう。しかし桜だけではない。万物はみな生まれ朽ちていく。全ては無常なのだ。 「ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」 と方丈記は説いている。この無常と流転の中でいかに生きていくかは人類の課題である。…
- コロナと安倍さんへの不信感(2020年03月03日)
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世は非常事態だ。例年だと梅の香りが漂い桜の開花を心待ちにし、本当の春の喜びを味わう季節なのだが、今は全く違う。コロナウイルスが世界を襲っているからだ。安倍総理が「学校からはじまって、全てのイベントをしばらくの間やめてほしい」と国民に訴えた。現場は大混乱。経済も株価はグッと下がって大問題だ。それにつけても安倍さんの人気もすこぶる悪い。野党が情けないからかろうじ…
- 学歴という魔薬(まやく)(2020年02月13日)
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品性の卑しい人間は驚くほどたくさんいる。特に学歴を鼻にかけている輩がそうだ。自分の学歴に酔っぱらっているから、品性も品格にも気づかない。U高OBでK大卒だと天下をとったように飲み屋のカウンターで吠えている姿を特に浦和で見かける。学歴都市、浦和。その通りだ。行政マンをこっぱ役人と呼び、アルバイトの人達を下足番と呼んで得意になっているこの醜態をまざまざと見せつけ…