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新着記事
- 男と女の賞味期限(2020年01月28日)
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小学時代のクラス会がまたやってくる。懐かしさがクラス会の一番の要素だが3年毎にやっていると懐かしさは消える。消えて何が生まれるのか。人間とは何か?人生とは何か?というような哲学に近い思いにかられるのがクラス会かもしれない。特に男と女。永遠の課題だ。話をしているとほとんどの者が結婚生活に疲れ、自分のパートナーにあきれてしまっている。結論として、あきらめてしまっ…
- 福男私感(2020年01月10日)
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福男が決まった。西宮市の西宮神社の福男だ。いわゆる「かけっこ」一番が福男になる。数年前、この福男になった男性のその後の放映を観た。驚いた。その男性は不幸続きの日々を送っていた。そもそも神殿にトップでゴールしたから福男になるなんて全くあてにならない。福とか幸運はもっと人生の深いところで決まってくるものだ。極論すると、やはりもって生まれたものと、その後の人並み外…
- 渥美清の俳句(2019年12月13日)
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外は冬の氷雨が音をたてて降っていた。私は独り、場末の居酒屋のカウンターでコップ酒をしんみりと飲んでいた。客もほとんどいない。孤食かとつぶやいて、ふと渥美清の俳句を思い浮かべた。ダメだ。淋しすぎる。渥美は地方紙の記者の父と教師の母のもとで育ったというが決して裕福ではなかったらしい。したがって俳句も寂しいのだ。 「ただひとり風の音聞く大晦日」「鍋もっておでん屋…
- 男時、女時。みじか日。(2019年11月19日)
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やっと天気が落ち着いて、小春日和の日々が続いている。昔、11月や12月の季節を何故、小春の日と言うのだろうと不思議に思っていた時があった。俳句をかじりはじめて、小春はしょうしゅんといって10月や11月の晩秋の穏やかな暖かい日ということを知った。日本語はすばらしいと思った。又、男時をおどき女時をめどきと読むことも知った。世阿弥の造語らしいが深い言葉だと思った。…
- 消えてしまった八千草さん(2019年11月05日)
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八千草さんの逝去はことのほか身に染みてうら悲しかった。八千草さんの醸し出していたオーラは何と例えたらよいのだろう。「色気」とは少し違って、女特有のやさしさとせつなさと言っていいのか。とにかく怖くなるような深い優しさが全身から品よく溢れていたのだ。あのやさしさと美しさはもうこの地上にはない。 それにしても地上は腐り始めた政治の姿しかない。一週間で二人の大臣が…
- ラガーマンの孤独(2019年10月22日)
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足ではなかった。脚というにふさわしかった。茶褐色だが黒光りする長く太い脚は50メートルを5秒台で走り抜けた。その男がボールを抱くと弾丸を抱えているようにみえた。今、最も熱いスポーツ、ラグビー。その男はラガーマンの名を惜しむなく発揮して、青春を駆け抜けた。高校、大学、社会人と。 しかし、結婚が彼を狂わせた。奥さんにナメられた。性格は良かったが酒癖が悪かった。…
- 権力が人間を駄目にする(2019年09月25日)
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人間を駄目にするのは何か。私はこの問題を自分自身のテーマとして生きてきた。「権力」。答えはこの二文字だと結論をもっている。あのいい人が変わってしまったという声はもう聞きなれてしまった言葉だ。権力は何もトップだけのものではない。茶坊主ですら上司の権力をかさにきた権力をもってしまっている。恐いのは権力には足音がないということだ。何の音もなく、権力は人の心をむしば…
- 政党よりもコーヒー党(2019年08月30日)
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コーヒー豆が今の2倍以上高くなってしまうのだそうだ。コーヒー党の私にはショックな話だ。地球温暖化が大きく影響しているという。まぁそれはそれとして、コーヒー党よりも政党はどうだろう。政党はますます安っぽくなっている。知事選をみていて政党所属の議員の演説があまりにも稚拙なのには驚いた。一体何を言いたいのか?私は私の耳と頭を疑った。一緒にコーヒーを飲んでいた友人の…
- 人生100年時代の手紙(2019年07月31日)
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どんなにSNSの時代になろうとも自筆の手紙は人の心を打つ。自筆の魔力といっても過言ではない。文字は書いた人の個性を表現するからいいのだ。先日、「小生は65才になったので、今後一切お手紙、お葉書は遠慮させていただきます」と知人から手紙が来た。誠実一路の彼の文字が何とも愛しかった。しかし人生100年の時代、65才の青年?としては何とも情けない話ではないか。そして…
- 梅雨とジャニーズ(2019年07月16日)
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梅雨の長雨でどうも気分が冴えない。まして今日は親友がこの世を去って余計うっとおしく辛い雨だ。涙雨だ。 それにしてもここのところテレビはジャニーズばかりだ。偉大な人だったことは認める。しかし、今は国政の選挙なのだ。しかし、ジャニーズ、ジャニーズで国政は忘れられた。ある人が怒りながら言った。「いくらなんでもテレビはだらけている。参議院の選挙中だぜ!まあ、仕方な…