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147団体が参加「第4回コムナーレフェスティバル」〜 たくさんの手と手、笑顔があふれる
2016年03月09日
それにしても、多様な団体があるものだ。アート系、手芸サークル、レクリエーション団体、ボランティア団体、よりよい社会づくりを目指す団体等々。所狭しとブースを並べている。
3月5日(土)、6日(日)の2日間、浦和駅東口駅前ビル内の複合公共施設コムナーレにて、「第4回コムナーレフェスティバル」が開催された。147団体が参加する体験型フェスティバルは、親子連れも含め、多くのひとでにぎわった。
10階浦和コミュニティセンター、9階市民活動サポートセンター、8階中央図書館、1階浦和駅東口駅前市民広場を使って行われた。会場は、「自然を大切にするまち」「安心なまち」「支え合うまち」「笑顔あふれるまち」等、区画ごとにテーマが設定されていた。授産製品見本市コーナーや被災地支援展示コーナーもあり、図書館では、では謎解きゲームが催された。
たくさんあるブースの中から、アロマテラピーを用いたケアを行う団体で、記者も体験。500円を払ってアロマオイルによるハンドマッサージを受けた。ひとの手のあたたかさに癒される。日頃の疲れも吹っ飛ぶというものだ。
各階で、パフォーマンスが行われていた。たまたま舞台袖が見える位置から鑑賞した。舞台袖でパフォーマンスの順番を待つ緊張した表情が見て取れた。だが、順番が来て舞台中央に進むとパッと表情に花が咲く。人間とは、なんと愛しい生き物か。
フェスティバルと同時開催「チラシセッション」のプレゼンテーションと表彰式があった。団体が作成したチラシを掲示し、来場者の投票による順位が発表された。1位として名前を呼ばれたゴスペルサークル「Blue Eyes GC」からは、大きな歓声が上がった。
冒頭、多様な団体があると記したが、昨年のさいたま市議会9月定例会では、その点が問題視される原因となった。市民活動サポートセンターが一部の団体の政治活動拠点として使われているとし、この4月から指定管理者による運営から市の直営となることが決定されている。直営化による不安が利用団体の間にも広がっている。ある団体の主宰者は、「NPO法人が血の通ったきめ細かいサービスを行ってくれていたのに残念。今後、どうなるのか不安。」と表情を曇らせた。
今後も、市民活動自体は活発に行われていくことは間違いない。だが、今回の問題により、活動内容に対する過度な制限が加えられないことを切に願う。
有賀 摩美