社会
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時のひとである小池百合子氏と蓮舫氏。
この二人の共通点を挙げてみよう。
その共通点は、勿論、代表であること。東京の代表と民進党の代表、女性で政治家であることは言うまでもないが、過去においてキャスターとしてテレビで活躍をしていたことだ。
したがってマイクを握ることなんておちゃのこさいさいだ。しかも、美貌を持ち、女性が憧れるカッコいい女性である。
しかしこの二人、明らかに違いがある。
妻であり、母である蓮舫氏とバツイチであるが独身の小池氏。
この立場の違いこそが今の二人を大きくあらわしている。
政治家である前に妻であり母である蓮舫氏はどんなことがあっても、子供や配偶者を守らねばならない立場にいる。
だが、小池氏には守るものがない。だからこそ、政治家として捨て身の覚悟が強い。
その覚悟こそが今回の都知事選出馬、そして勝利に導いたのだ。
一方の蓮舫氏は、民進党からの出馬要請があったにもかかわらず、バッチがなくなることを恐れた。小池氏とは違い、崖っぷちに立てなかったのである。
さらに、蓮舫氏は、毎週月曜日の「橋下×羽鳥の番組」に出演した際に、まだまだ男社会で「蓮舫ちゃん」と言われると嘆いていた。
なのに、なぜ、代表選候補者討論会で涙ながらに語った玉木候補者に対し、「男なら泣くな」と注意したのか、矛盾が生じる。
小池氏は女性の立場をフルに活用するだけの余裕さえある。たとえ百合ちゃんと言われたとしても、にっこり笑って、逆に喜んでいるのではないか。
それを証拠に都知事になろうが、ハロウィーンには、昨年のサリーちゃんに続き、リボンの騎士の仮装をし、女性であることを存分に楽しんでいるのだから。
結論を述べると、双方ともマイクを握ればプロ中のプロ。
しかし、政治家、ましてトップに立つ者はその発言に矛盾があってはならない。
現時点では覚悟の強さ、頭の回転の良さ、度量、経験値、どれをとっても、小池氏が勝っているといえる。
さあ、今後の二人の行方はいかに・・・。
女性として、これからもこの二人の女性に注目をしていきたいと思う次第である。
古城 智美
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